種ちゃんと合流してムアンボーランへ向う。
タイ全土の観光名所をそこにぎゅと濃縮したそのテーマパークの名前はムアンボーラン。
バンコク市内からオンボロバスに乗ってさらに乗り換え。
日本で牛や豚が乗せられるようなトラックに乗り込む。
フィリピンのジプニーを大きくしたような乗り物だ。
窓全開、後ろ全開でトラックバスに揺られる。
名前があるそうだがなんだったかな?ソンテウだったかな?
乗り合わせたマレーシア人とタイ人と目的地が同じらしく着いて行った。
タイ全土の観光名所を縮小したようなテーマパーク、ムアンボーラン
ムアンボーランまでの道のりを種ちゃんも調べてくれたらしいけど確証はなかったらしい。
私も全く調べてなかったからハラハラする。
バンコクの中心地を過ぎればバス停なんてない。
外国人はネットで道のりを前もって調べないといけない。
でもネットには開拓者たちの戦闘記がごまんとある。
それらが私達を目的地に連れて行ってくれる。
バス停なんて必要ない。
好奇心が不安を消してくれる。
ムアンボーランに無事に着いてゴルフ場でよく見るキャディーカーに似たものを1台借りる。
私が運転席。種ちゃんが助手席。
久々に運転する。
タイ在住の種ちゃん(左)と丸顔(右)の足。私完全終了。
内容のよろしくない話をしながらムランボーランの中を見て回る。
どこがタイのどの名所かわからない。
だってよく知らないんだもの(笑)
太陽が肌をジリジリ焼いて暑さと湿気でダルくて頭おかしくなりそう。
それがやみつきになりそうだから私はもう狂っているのかもしれない。この感覚が楽しくって仕方がない。
ダルダルで私達はだだっ広いムアンボーランを走る。
昼頃になり近くにあったご飯屋に入る。
屋台ではなくお店だ。
チキンライスや麺などお馴染みの一皿の値段は30~40B程度。
でも水は20Bくらいした。
テーマパーク価格。
日本円にしたらどうってことないんだけどここではめちゃくちゃ高額。
出された氷入りのビールジョッキに水を入れて飲む。
カラカラの喉を潤す瞬間が好きだ。
※初海外の方は絶対に氷入りのものを飲んではいけません。高確率でトイレとお友達です。
ご飯の後に種ちゃんはタバコをふかす。
プカプカ煙を吐き出すところをぼーっと見る。
このゆったりと流れる時間はなんて心地が良いのだろう。
タバコが嫌いだったはずだったのに、嫌悪が薄れたのは私が旅人だからか、鈍くなったのかそれとも。
早々に飽きたらしい種ちゃんとムアンボーランを後にする。ムアンボーランけっこういい観光名所だと思う。
時刻は午後3時。日差しがさらに強くて皮膚が痛い。
バス停はないからバンコク市内の方向へ走る番号のついた豚トラックを待つ。
種ちゃんが調べてくれた番号のバスがなかなか来なかったので適当に乗った。
こっち方面だから大丈夫だろう。
そんな適当な事が楽しい。
迷う面白さ。
だって夜じゃないからね。
フラフラ、フラフラ
自分で道を決める。
ゆるくて最高だ。
バスから流れる景色を眺める。
事故したら完全に即死。
とか考えない(笑)
種ちゃんがタイ語できるのでなんとか市内に戻ってこれた。
夕飯を店の中で食べていると日本語が聞こえた。
ここはタイ。
日系企業が入り込み、近代化が進む。
日本人がハマるタイ。
その中の一人にすでに私もなっている。