私の泊まったカナダのパッカー宿は最高にクールな旅人がたくさんいてナイアガラから帰ってきた後さんざんおしゃべりやゲームを楽しんだ。
彼らの英語超絶早かったんだけどなんとなくで話して、途中でアライグマ(なぜ都会にアライグマやリスがいるのかわからない)なんて侵入してきて、ゲスなカナディアンゲームをして笑いあって楽しいひと時だった。
翌日チェックアウトを済ませてグリークタウンをうろつく。グリークタウンだからといって特別なことはあまりない気がする。ただ流れる音楽がアテネで散々聞いたあの陽気なリズムなだけだった。
最後のティムホートンズを楽しんだ。マンゴーのシェイク。頭にキーンときてちょっと涙ぐむ。最後はヌテラ頼むのやめた。またカナダに来たいから最後に食べるのやめといた。
(ヌテラ、日本でもあるんだけどね^^;)
宿に預けといた荷物を引き取り空港へ向かった。
様々な人種が交わるトロント。
その後、バンクーバーに行くか迷った。
でもやめた。
種ちゃんにタイにまた来ないかって誘われていたし、あの頃のキラキラとしたバンクーバーの思い出を壊したくなかった。
また行く機会があればだれかと一緒に行きたいと思ってる。
まさかのバンコク行きの飛行機がキャンセル!どうするのコレ…
空港に着いてチェックインを行う。
スカイキャスナーで見た、カナダ→タイ最安はインド経由。
余談になるが、みんなに是非とも覚えてほしいことがある。
「インド経由」は面倒だ。避けたほうがいい。
インド入国の際に必要なビザ。入国する人は絶対いる。
だけどなんとトランジットにもビザが必要になってくるのだ。
しかもUS20とか高額。
通り過ぎるだけなのにUS20も馬鹿みたいだよ。
さらに条件によってはトランスファーでも料金がかかるのでその規約を理解するのがとても面倒。
私の場合、今回インドでトランスファーを行う。
航空会社にメールで確認したけどわけわかんなかった。
と、いうことで20USほど出費すること決定でちょっとしょぼくれていた。
20USあったら何食食べられるかな
重い足を引きずりながらインドの空港会社のカウンターに向かう。
ドバイで失敗してるから次のフライトチケットは抜かりなく用意している^^
ちょっと私成長した^^
なんて調子乗ってたら
カウンターおじさん「キャンセルだ。」
丸顔「ん…?」
カウンターおじ「あなたが乗る飛行機はキャンセルだ。」
丸顔「ふぁああああああ!?」
このインド!!やってくれたな!
その瞬間、種ちゃんやら宿のキャンセルやら別のチケットの値段やら頭の中がパニックになった。
代わりのフライトがなければタイはもちろん、もしかしたら帰国が危ういとまで思ったのだ。
丸顔「困ります。私はどうしても明後日にタイに行かなければいけないんです。」
私はおじさんに困ったアピールをし、タイにどうしても行きたいと懇願した。
海外の人にむやみに怒ってはいけない。キャンセルなどのトラブルはその人のせいではないから怒ったら逆切れされることしばしば。
おじ「明日のフライトしかなー…ちょ、待ってろ。」
後ろの同僚と話すカウンターおじ。
ドキドキ(*_*)
おじ「到着時間が早まるフライトを用意した。そっちに乗れ。」
おーい!できるやーん|д゚)!!
ちゃんとしてくれ(´;ω;`)
そして結局カナダ航空に乗ることになりました。カウンター受付時間から9時間後トロント発、タイ着時間が10時間早くなった。しかもインド経由なくなった。20USの心配なくなった!
おお!こちらのほうが断然いいではないか!
しかし、9時間この空港で待つんだけどね( ;∀;)
空港の出発口の端っこのみんなが寝ている椅子だらけの空間でいつの間にか寝て(起きた瞬間少しパニック)、親切なカナダ航空のおばさんに助けてもらい無事チェックイン!
ラウンジでサンドイッチなどヨーロッパラウンジなんか比べ物にならない軽食をお腹いっぱい食べて、贅沢していました。
ラウンジはこうでなくちゃね!
ミートボールとサンドイッチ、ジュース類すべて試してカップケーキを平らげたらWifiに繋ぐ。
今度泊まるバンコクの宿を探した。
ブッキングコムでセールの宿は150B。一泊700円弱。
久々の物価に顔がニンマリする。もうすぐそこに行ける。
一か国目、タイは魅力的な国だ。うだる様な気温、人々の適当さ、魅力的な文化、軒を連ねる屋台…。
きっとそこに行けば誰もが口をそろえてこう言うにきまっている。
タイは最高だ。
ラウンジを出て免税店を見て周る。
見慣れた国旗に少し寂しい思いをする。
飛行機に乗り込んでカナダにお別れをした。
またいつか私はこの土地に戻ってくるから。